野いちご学園 逆ハーアイドル寮


「大人気モデルの俺がいるグループが2位以下なんて、絶対に許せないからね。審査員も観客も俺の虜になる魔法を、ステージからふりまいてあげるよ」



とばり君は自信満々でウインクを飛ばし。



「姫歌ちゃんが困った時には、僕がカバーする。全力で。絶対に。失敗しても客席からの大きな拍手に変えてみせるから、安心して僕たちのことを紹介してくれ」



直月くんは、真剣な瞳を揺らし。



「地獄のレッスン、これからも頑張るから。ひーちゃん、今度ひざ枕で頭ナデナデね」



環くんは、とんでもなくハードルが高いことを口走っている。




「野いちご学園のアイドルユニットは、姫歌がいないと完成しないんだ。俺らと一緒に、てっぺん取ろーぜ!」


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