野いちご学園 逆ハーアイドル寮
『ナッキーなにそれ! 小2の時。好きすぎてどうしていいかわからなくて、ひーちゃんのそばを離れちゃった、初恋こじらせ不器用風紀委員くんに言われたくないんだけど』
『しょっ…しょうがないだろ? 好きって気づいた時には、僕はまだ小2だったんだ。姫歌ちゃんがどんどん可愛く成長していくし。僕にだけに心を開いてくれてるのが、嬉しすぎてなんか無理で。目が合うだけで、何を話していいかわかんなくて……』
『マイプリンセスが直月先輩に心を開いていたのは、過去のこと。今は大人気モデルの俺だけに、ハートをうち抜かれているけどね』
『ねぇナッキー。芸能人って、世界中の人が自分に惚れてるって勘違いしちゃう生き物なの?』
『タマ、芸能人をひとくくりにするのは失礼だぞ。とばりの頭の中が、甘いハチミツでとろとろベタベタなだけだ』
『そっか、だから発言がヤバい時多いんだ』