野いちご学園 逆ハーアイドル寮


「何かに挑戦したい時に背中を押してくれる。姫歌はそんな運命の相手が欲しいんだよな?」



姫歌はオドオドしながらも、小さくコクリ。



「応援して欲しい時は、俺にこのペンライトを渡せ」


「なぜ……ですか?」




「姫歌の不安は、俺色の真っ赤な光で振り払ってやる。キラキラな未来への道を、俺がちゃんと照ら続けてやるからな!」





「……総長様……ありがとうございます」







だから姫歌、早く絢人(あやと)先生のことは忘れろ。


俺の一番近くにいて、ずっと嬉しそうに笑っていてくれ。





姫歌が運命の相手として、俺を選んでくれた時には


ありったけの愛をこめて、思い切り抱きしめてやるからな。






大好きだよ、姫歌。











☆野いちご学園 逆ハーアイドル寮☆



    ――END――



2023・11・30  甘沼恋





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