野いちご学園 逆ハーアイドル寮


脅し文句をこぼした総長様。

可愛い妹の気を、ひこうとしたみたい。



でも、すでに別人格に成り代わっている朝湖ちゃんには通用しなくて


姫歌(ひめか)おねぇ様~ ムギューしてくださいませんか?」


甘い声をもらした朝湖ちゃんは、嬉しそうに私のお腹に抱き着いている。



うぅぅぅぅ~~



最高の癒しです。

私のお腹に、天使がくっついてくれています。



この悶絶カワイイこの5歳児に心を奪われない人なんて、この世にいるのかな?

絶対にいないと思う!



お願いされた通り、優しく朝湖ちゃんを抱きしめた私。


「姫歌おねぇ様に、一生ついていきますから~」



普段は釣り上がっている朝湖ちゃんの目じりが、とろんと垂れ下がっていて。

おこがましいとは思いながらも、天使の頭をナデナデさせていただきました。


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