甘く痺れる恋情~華麗なる御曹司は愛しい運命をもう二度と手放さない~
「真白はなにも心配しなくていい。全部俺がどうにかする」
そんな私の不安を払拭するがごとく、力強い声音が投げかけられる。
「だから、もうひとりで決めないでくれ。これからのことはふたりで考えよう」
次いで、旺志さんが私の手を握った。
直後、蓉子ママが別れ際にくれた言葉が脳裏を過った。
『ユキちゃん。大事なものがあるなら、それを守る方法を考えなさい。今度はひとりじゃなくて、彼とふたりで』
その意味が、今ならよくわかる。
私は一番大切なものを見失っていた。
大事にしているつもりでいたのに、なによりも大切な彼の気持ちを見ることができていなかった。
けれど、それを理解できたからこそ、もう間違えたくない。
「うん。もう絶対に旺志さんから離れないって約束する」
迷いも戸惑いも不安も消えないけれど、大きく頷いてみせる。
すると、旺志さんが破顔した。
その表情は二年前に見た笑顔よりも幸せそうで、私の中にある恋情に心が震える。
もう二度と彼から離れたりしない、と強く思った。
そんな私の不安を払拭するがごとく、力強い声音が投げかけられる。
「だから、もうひとりで決めないでくれ。これからのことはふたりで考えよう」
次いで、旺志さんが私の手を握った。
直後、蓉子ママが別れ際にくれた言葉が脳裏を過った。
『ユキちゃん。大事なものがあるなら、それを守る方法を考えなさい。今度はひとりじゃなくて、彼とふたりで』
その意味が、今ならよくわかる。
私は一番大切なものを見失っていた。
大事にしているつもりでいたのに、なによりも大切な彼の気持ちを見ることができていなかった。
けれど、それを理解できたからこそ、もう間違えたくない。
「うん。もう絶対に旺志さんから離れないって約束する」
迷いも戸惑いも不安も消えないけれど、大きく頷いてみせる。
すると、旺志さんが破顔した。
その表情は二年前に見た笑顔よりも幸せそうで、私の中にある恋情に心が震える。
もう二度と彼から離れたりしない、と強く思った。