+短編+君が好きだから
「嘘つきヤロー。」
「人の事言えないだろ。」
…(怒)!!
「あ、陸迎えに来たよ。」
調度直樹の友達がこっちにむかってくる所だった。
「あ、ホントだ。陸ー!!」
あたしの事など忘れたように帰ろうとする直樹。
ここで呼ぶ?!
ったく男はこれだから…
あたしの横を通るときだった。
「じゃあね、柑奈。」
あたしはその後ろ姿に笑った。
「じゃあね。」
これからもケンカばっかりだと思う。
わかんなくなる事もあると思う。
でも、
明日も
明後日も
あたしはあの嘘つきヤローと一緒に居よう。
君が好きだから。
゚+END+゚