晴れない空の恋心
気づけば朝になってた。

寝てたのか、寝れてないのかも曖昧だ。

でも、霧雨は止んでいる。

「紗奈!紗奈ってば!」

「あ、未那。おはよう。」

「お、おはよう。どうだった!」

「ああ、ちゃんと言えたよ。」

「そっかあ。」

「あれ、遊は?いつも一緒に登校してたじゃん。」

「あ…私が紗奈んとこよるから、1人で行ってもらった!」

「あ、そうなの?」

ちょっと未那が焦ってるように感じたけど…
どうしたんだろう。

「あ、私先生に呼び出されてた!先行く!」

「え、あ、未那?」

「ばいばーい!!」

「はーい…」
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