モテナイ女の最高の出合い〜夢じゃないヨね、恋はBIGプリン〜
形だけの奥さんだとしても料理が苦手とか言えないよね…
家政婦さんが全てやってくれるが、いざという時何も出来なかったら副社長に迷惑もかかる。
そらだけだはない、もし何かリクエストされたらどうしよう??料理教室とか通う必要とかありだよね。
マナー教室は??
あと…私に何が必要なんだろう。
私生活で必要なことは…全て思いつくことは勉強しないと、副社長に恥を欠かさないように。
考えれば、考えるだけ不安が押し寄せてくる、副社長は何も言ってこない。
これが必要だから教室へ通うようになんて一言も。何も要求してこない。
形だけだからなのかなぁ…かえって辛い。
この結婚生活がいつまで続く??
数年後もし子供はなんて誰かに聞かれたら、どうするの??
私は好きになった人の赤ちゃんさえ望めないのかも…
『…り、凛さん…』
…っえ…
『凛さん、どうされました、お食事が口にあいませんか?他の物をご用意しましょうか??』
家政婦さんの言葉でハットした。一口も食べてない、ずっと考えことをしていて料理が冷めてしまった。
それに食欲も出てこない。
「ごめんなさい、ちょっと考えことを大丈夫です、いつもありがとうございます。美味しいです。」
頑張って笑顔を見せる。
家政婦さんがふぅーと息を吐き、
…とても疲れるのでは?…
私は首をふりながら大丈夫です、何度も繰り返した。家政婦さんは最後まで心配した顔で帰った。
本当に疲れている、慣れない環境、慣れない仕事。苦手なものばかり。
でも頑張らないと、副社長に選ばれたのだから…
ここに来て、副社長とまともに会話すらしていない、帰りも遅く、朝も何となくどんな会話してイイのか分からない。
だってどうしてイイか全く分からない、恋愛経験ナシ、落ち込むなぁ…
こんな時ミーちゃんがいてくれたら、会話の糸口とか…
次から次えと不安だけが押し寄せてくる…