モテナイ女の最高の出合い〜夢じゃないヨね、恋はBIGプリン〜

 相変わらず満員電車には慣れない、今日は月一回の本社での会議。


 無事に新店舗オープンも大きく売り上げを伸ばしホット胸を撫でおろす、でも生き残りはこれからだ。


 あァァーでも足が痛い、日頃の運動不足だァァァ…腰もだけど、スーパーの仕事は辛いと世間では言われている。



 だからどの店舗も人手不足!


 確かに品出しもレジも大変だよね。


 直接レジスタッフにクレームを言ってくるお客様もいる、それがイヤで辞める人は後をたたない。


 私も経験あり!


 そんなことを考えながら会議室の一番後ろの席に座る、まぁ…目立ちたくないし、いや、私なんて最初から目立ち存在ではなかったな…


 丸メガネの何処にでもいる、ごくごく普通の女です。いつも肩くらいの黒髪を後ろでしばり、少し抜けてる??


 会議も始まり少したったころ、音も立てずにすっと椅子が引かれ男性が座る。


 何故私の隣??


 他に空いてるところあるのにぃ…


 なんて少しチラッと!!!


 なんで、なんで、なんでーーー副社長ーーー!


 周りの空気が一気に氷点下になり、私は固まった、もしかして、もしかして、イヤーー!


 心臓が壊れるよーー!


 目眩がしている、私の前にキレイな指がすっと一枚小さな紙。


 …会議終了後副社長室へ…


 と、書いてある、もしかしてクビ。


 ー甘い蜜のなかのわたしー


 

 
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