極上パイロットは偽り妻への恋情を隠さない
「芽衣、改めて伝えさせて」
樹くんの瞳が弧を描き、五指を搦めるように手を握り返してくれる。
「俺は芽衣のことが好きだよ」
優しい声音と双眸が、私の心を包み込んでいく。
「肝心なことを言えなくて芽衣を傷つけたけど、これからは愛する妻を大事にするって約束する。今まで言えなかった分も、たくさん気持ちを伝えていく」
彼がくれる言葉が、どうしようもなく嬉しくて……。
「だから、ずっと俺の傍にいてほしい」
私の中の答えは、迷うことなくひとつしかなかった。
「うん……。ずっとずっと、樹くんの傍にいさせてほしい」
大きく頷けば、樹くんが花が綻ぶように破顔した。
幸せそうな表情に、胸の奥が甘やかに戦慄く。
見つめ合っていた私たちは、心ごと惹かれ合うように唇を重ねた。
五指をしっかりと搦めたまま、キスを繰り返す。
触れるだけだったくちづけにはすぐに熱が灯り、どちらからともなく唇を食み合い始め、ついには舌を深く搦めた。
そうしているうちに、キスだけでは物足りなくなっていく。
「芽衣、抱きたい」
「っ……」
彼も同じ気持ちだったようで、唇が離れたときに甘く囁かれた。
樹くんの瞳が弧を描き、五指を搦めるように手を握り返してくれる。
「俺は芽衣のことが好きだよ」
優しい声音と双眸が、私の心を包み込んでいく。
「肝心なことを言えなくて芽衣を傷つけたけど、これからは愛する妻を大事にするって約束する。今まで言えなかった分も、たくさん気持ちを伝えていく」
彼がくれる言葉が、どうしようもなく嬉しくて……。
「だから、ずっと俺の傍にいてほしい」
私の中の答えは、迷うことなくひとつしかなかった。
「うん……。ずっとずっと、樹くんの傍にいさせてほしい」
大きく頷けば、樹くんが花が綻ぶように破顔した。
幸せそうな表情に、胸の奥が甘やかに戦慄く。
見つめ合っていた私たちは、心ごと惹かれ合うように唇を重ねた。
五指をしっかりと搦めたまま、キスを繰り返す。
触れるだけだったくちづけにはすぐに熱が灯り、どちらからともなく唇を食み合い始め、ついには舌を深く搦めた。
そうしているうちに、キスだけでは物足りなくなっていく。
「芽衣、抱きたい」
「っ……」
彼も同じ気持ちだったようで、唇が離れたときに甘く囁かれた。