極上パイロットは偽り妻への恋情を隠さない
目を見開いたままだった私の視界に、優しく微笑む樹くんが映る。
嬉しくて、幸せで……。感動のあまり、声も出なかった。
そんな私の目の前に、小さな箱が置かれる。見たことがあるロゴは、高級ジュエリーブランド『Edelstein』のものだった。
「順番がめちゃくちゃになったから、今さらだって思うかもしれないけど……。婚約指輪、受け取ってくれる?」
彼の手によって開けられた箱の中に入っていたのは、シンプルで美しい指輪。中心で光を放つ宝石はダイヤモンドだと、すぐにわかった。
「嬉しい……ッ。すごく、嬉しいよ……」
私が行きたいところに連れて行ってくれたこと、おいしいものをふたりで食べられたこと、なによりも誕生日に樹くんと一緒に過ごせたこと。
今日は嬉しいことばかりで、とても幸せだと思っていたのに……。それよりもさらに大きな幸福感を与えられて、言葉にできないほどの至福に包まれる。
感謝も喜びも精一杯伝えたいのに、上手く声にならなかった。
嬉しくて、幸せで……。感動のあまり、声も出なかった。
そんな私の目の前に、小さな箱が置かれる。見たことがあるロゴは、高級ジュエリーブランド『Edelstein』のものだった。
「順番がめちゃくちゃになったから、今さらだって思うかもしれないけど……。婚約指輪、受け取ってくれる?」
彼の手によって開けられた箱の中に入っていたのは、シンプルで美しい指輪。中心で光を放つ宝石はダイヤモンドだと、すぐにわかった。
「嬉しい……ッ。すごく、嬉しいよ……」
私が行きたいところに連れて行ってくれたこと、おいしいものをふたりで食べられたこと、なによりも誕生日に樹くんと一緒に過ごせたこと。
今日は嬉しいことばかりで、とても幸せだと思っていたのに……。それよりもさらに大きな幸福感を与えられて、言葉にできないほどの至福に包まれる。
感謝も喜びも精一杯伝えたいのに、上手く声にならなかった。