極上パイロットは偽り妻への恋情を隠さない
『それより本題なんだけど、近いうちに会わないか?』
「えっと……近いうちって?」
『明日と明後日ならオフだし、今日はもう仕事が終わったから今からでもいいよ。もちろん場所も時間も芽衣に合わせるし、もしよかったら車で迎えに行く』
突然の誘いに戸惑いながらも、断る理由が見つからない。というよりも、もう一度ちゃんと会って話したかった。
「じゃあ、今からでもいい? 私も仕事が終わって帰ってきたところだから」
『いいよ。迎えに行くから、あとで住所送っておいて。たぶん、一時間くらいで行けると思うから』
「うん、わかった。ありがとう」
『いや、俺の方こそ。芽衣と会えるのが嬉しいよ』
低く甘い声音に、胸の奥が高鳴る。
同時に、あの夜の樹くんの声もとても甘くて色っぽかったことを思い出した。
火照った頬から流れる血液が全身の熱を上げていく気がして、電話を切ったあともしばらくはドキドキしてどうしようもなかった――。
「えっと……近いうちって?」
『明日と明後日ならオフだし、今日はもう仕事が終わったから今からでもいいよ。もちろん場所も時間も芽衣に合わせるし、もしよかったら車で迎えに行く』
突然の誘いに戸惑いながらも、断る理由が見つからない。というよりも、もう一度ちゃんと会って話したかった。
「じゃあ、今からでもいい? 私も仕事が終わって帰ってきたところだから」
『いいよ。迎えに行くから、あとで住所送っておいて。たぶん、一時間くらいで行けると思うから』
「うん、わかった。ありがとう」
『いや、俺の方こそ。芽衣と会えるのが嬉しいよ』
低く甘い声音に、胸の奥が高鳴る。
同時に、あの夜の樹くんの声もとても甘くて色っぽかったことを思い出した。
火照った頬から流れる血液が全身の熱を上げていく気がして、電話を切ったあともしばらくはドキドキしてどうしようもなかった――。