今日から私は何かに夢中!
WEB小説の魔力
どうしてこれほど、小説を書く事に夢中になってしまったのか。
どうして『自作小説を完結させる』という願いが、叶ってしまったのか。
その最大の要因は、今取り組んでいる分野が『WEB小説』だから、だと思うんですよね。
魔力ですよこれは。
だって。
今感じた事、今浮かんだこと、今表現したいこと。
それらをパッと掴んで、ガーーーーッと形にして。
エイッ!!
と投稿できてしまうんです!
どこかの誰かに、それが瞬時に伝わるかも知れない。
ひと昔前だったら、考えられない事です(笑)。
勢いで、できてしまいます。
エイッ!! が。
当然、きちんとラストシーンまで作品を仕上げて、全ページきちんと推敲して完成度を上げてから、毎日1ページずつUPされる方も多いと思います。
私もストックを10話前後(もっと?)作ってから、何度も最初の方を振り返って手直しをした上で、作品をWEBに公開していました。
最初の5作品は。
でも、『銀河・アシンメトリー』という作品は違いました。
WEB小説じゃ無ければ、決して生まれなかった作品なんです。
この作品は、遠い昔に友人二人と一緒に作った世界がベースになっております。キャラクターや(ラストシーンまでの)ストーリー構想を、書き始める前に自分なりにしっかりと決めていました。
しっかり決めすぎたせいなのか?
冒頭が書けなくなりました。
ま~た悪い癖が出てしまいました。
あ~でもない、こ~でもない。
この女の子の名前と外見は、もしかするとこっちにした方がいいんじゃないのか?! とか。
アイツが企んでいる事は、実はこうこうこういう理由に変えた方が、面白くなるんじゃないのか?! とか。
だったら冒頭は、このシーンから始めた方がいいんじゃないのか?! とか。
キリが無い。こ~なっちゃうと。
まぁ、夢中でやっている事なので、楽しい作業ではあるんですけど。このままじゃ~いつまでも始められな~い、と気づきまして。
……やっちゃったんです。
その時に思いついた冒頭シーンをいきなりWEB上にUPして、とりあえず始めてみよう!!
という暴挙に出たんです(笑)!!
つまり冒頭からストックゼロです。
1ページを2000文字前後にして、できるだけ毎日UPする事を目指していましたから、次のページの構想は次の日に考えるわけです。
今考えると、どうしてこんなに恐ろしい事が出来たのか……冷汗が出そうになりますが、事実です。
でも、この作品に関してだけ言えば、成功でした。
あ~あ、公開しちゃった!
もう後戻りできないぞ!
お、思ったよりたくさんの読者様が読みに来て下さっている~(汗)!
さ、さぁ、このページの続きを考えよう!
という具合にですね。
勢いで始めて、後戻りできなくしちゃう。
あとは書くしかありません。
結果として浮かび上がった欠点は、やはり全体のバランスでした。
この作品は『第7回角川文庫キャラクター小説大賞』に応募するために書き始めたので、規定である16万文字以内にしようと決めていたのですが、私はその16万文字という文字数が、途方もない長編のように感じていたのです。
ところが。
自分でとっくに書いていました。『いきなり図書館王子の彼女になりました』は、17万文字を超えていたんです。
バカな私は『銀河・アシンメトリー』を書き始める前に、その事に気づいていませんでした(笑)。一度、確かめれば良かったのに。
はじめての長編なんだから、多少キャラが多くても大丈夫だろう。
最初のシーンから中盤に至るまでは、このくらい主人公を動かせば大丈夫だろう、という感じで。
色々ぶっつけ本番でしたが、序盤は書きたいように楽しく夢中で書けました。
でも、中盤からラストにかけては伏線回収にも追われ、一番苦手とする描写に力を注ぐことが出来なくなりました。
登場させたキャラクターの中で、ほとんど活躍できなかった子もいます。
文字数が足りないのが気になり、自分の中で焦ってしまったんですね。
応募するのをやめて自由に書こうかとも一瞬思いましたが、そうするとまた、今までの雰囲気とはガラッと変わってしまうでしょうし。
どうにか、159995文字にして完結させました。
とにかく最後まで書ききるんだ、という意地で仕上げました。
書き終わった後、それまでの様な大きな喪失感は感じませんでしたが(笑)「この作品を書き上げた!」という達成感は、他のどの作品の時よりも大きかったです。
欠点を数え出したら、キリが無い作品です。でも苦労して生み、しっかりと育ってくれた子供には愛情が湧きます。
育てるのに苦労した分、親である自分もひとまわり大きく成長できたように思えます。
『自分にしか書けない小説を、ようやく書き上げられたんだ』
この作品からは、この様な清々しい気持ちをもらいました。
出来るなら、いつかこの作品の続きを書きたいと思っています。その時は少し、足りなかったシーンを追加したり手直しを加えたりして、もっといい作品に変身できるように成長させてあげたいですね。
『銀河・アシンメトリー』はこうして誕生しました。
読みに来てくださった方、感想を残して下さった方。
ご意見を伝えて下さった方。
思い入れがある箇所を、包み隠さず打ち明けて下さった方。
これを読んだ後に、「えー?! こんな書き方をしたの?! ……でもまぁ、ちょっと気になったから続きを読んでみようかな」と思って下さった方。
本当にありがとうございます!
私はこの作品を愛しています。
何しろ、夢中で書きましたから。
全ては、『WEB小説の魔力』のおかげです。
心から、感謝の気持ちでいっぱいです。
どうして『自作小説を完結させる』という願いが、叶ってしまったのか。
その最大の要因は、今取り組んでいる分野が『WEB小説』だから、だと思うんですよね。
魔力ですよこれは。
だって。
今感じた事、今浮かんだこと、今表現したいこと。
それらをパッと掴んで、ガーーーーッと形にして。
エイッ!!
と投稿できてしまうんです!
どこかの誰かに、それが瞬時に伝わるかも知れない。
ひと昔前だったら、考えられない事です(笑)。
勢いで、できてしまいます。
エイッ!! が。
当然、きちんとラストシーンまで作品を仕上げて、全ページきちんと推敲して完成度を上げてから、毎日1ページずつUPされる方も多いと思います。
私もストックを10話前後(もっと?)作ってから、何度も最初の方を振り返って手直しをした上で、作品をWEBに公開していました。
最初の5作品は。
でも、『銀河・アシンメトリー』という作品は違いました。
WEB小説じゃ無ければ、決して生まれなかった作品なんです。
この作品は、遠い昔に友人二人と一緒に作った世界がベースになっております。キャラクターや(ラストシーンまでの)ストーリー構想を、書き始める前に自分なりにしっかりと決めていました。
しっかり決めすぎたせいなのか?
冒頭が書けなくなりました。
ま~た悪い癖が出てしまいました。
あ~でもない、こ~でもない。
この女の子の名前と外見は、もしかするとこっちにした方がいいんじゃないのか?! とか。
アイツが企んでいる事は、実はこうこうこういう理由に変えた方が、面白くなるんじゃないのか?! とか。
だったら冒頭は、このシーンから始めた方がいいんじゃないのか?! とか。
キリが無い。こ~なっちゃうと。
まぁ、夢中でやっている事なので、楽しい作業ではあるんですけど。このままじゃ~いつまでも始められな~い、と気づきまして。
……やっちゃったんです。
その時に思いついた冒頭シーンをいきなりWEB上にUPして、とりあえず始めてみよう!!
という暴挙に出たんです(笑)!!
つまり冒頭からストックゼロです。
1ページを2000文字前後にして、できるだけ毎日UPする事を目指していましたから、次のページの構想は次の日に考えるわけです。
今考えると、どうしてこんなに恐ろしい事が出来たのか……冷汗が出そうになりますが、事実です。
でも、この作品に関してだけ言えば、成功でした。
あ~あ、公開しちゃった!
もう後戻りできないぞ!
お、思ったよりたくさんの読者様が読みに来て下さっている~(汗)!
さ、さぁ、このページの続きを考えよう!
という具合にですね。
勢いで始めて、後戻りできなくしちゃう。
あとは書くしかありません。
結果として浮かび上がった欠点は、やはり全体のバランスでした。
この作品は『第7回角川文庫キャラクター小説大賞』に応募するために書き始めたので、規定である16万文字以内にしようと決めていたのですが、私はその16万文字という文字数が、途方もない長編のように感じていたのです。
ところが。
自分でとっくに書いていました。『いきなり図書館王子の彼女になりました』は、17万文字を超えていたんです。
バカな私は『銀河・アシンメトリー』を書き始める前に、その事に気づいていませんでした(笑)。一度、確かめれば良かったのに。
はじめての長編なんだから、多少キャラが多くても大丈夫だろう。
最初のシーンから中盤に至るまでは、このくらい主人公を動かせば大丈夫だろう、という感じで。
色々ぶっつけ本番でしたが、序盤は書きたいように楽しく夢中で書けました。
でも、中盤からラストにかけては伏線回収にも追われ、一番苦手とする描写に力を注ぐことが出来なくなりました。
登場させたキャラクターの中で、ほとんど活躍できなかった子もいます。
文字数が足りないのが気になり、自分の中で焦ってしまったんですね。
応募するのをやめて自由に書こうかとも一瞬思いましたが、そうするとまた、今までの雰囲気とはガラッと変わってしまうでしょうし。
どうにか、159995文字にして完結させました。
とにかく最後まで書ききるんだ、という意地で仕上げました。
書き終わった後、それまでの様な大きな喪失感は感じませんでしたが(笑)「この作品を書き上げた!」という達成感は、他のどの作品の時よりも大きかったです。
欠点を数え出したら、キリが無い作品です。でも苦労して生み、しっかりと育ってくれた子供には愛情が湧きます。
育てるのに苦労した分、親である自分もひとまわり大きく成長できたように思えます。
『自分にしか書けない小説を、ようやく書き上げられたんだ』
この作品からは、この様な清々しい気持ちをもらいました。
出来るなら、いつかこの作品の続きを書きたいと思っています。その時は少し、足りなかったシーンを追加したり手直しを加えたりして、もっといい作品に変身できるように成長させてあげたいですね。
『銀河・アシンメトリー』はこうして誕生しました。
読みに来てくださった方、感想を残して下さった方。
ご意見を伝えて下さった方。
思い入れがある箇所を、包み隠さず打ち明けて下さった方。
これを読んだ後に、「えー?! こんな書き方をしたの?! ……でもまぁ、ちょっと気になったから続きを読んでみようかな」と思って下さった方。
本当にありがとうございます!
私はこの作品を愛しています。
何しろ、夢中で書きましたから。
全ては、『WEB小説の魔力』のおかげです。
心から、感謝の気持ちでいっぱいです。