ヒートフルーツ【特別編集版第2部】/リアル80’S青春群像ストーリー♪
トライアングル模様/その5
アキラ
麻衣が病院で言っていた通り、オレたち二人から麻衣の存在は消し去れないのかもしれない
しかし今、オレは躊躇いながらも、ケイコちゃんが知らなかった麻衣とのあの悪夢の一夜をありのまま告げた
彼女が衝撃を受けたのは安易に想像できる
それは彼女を愛するオレからしたら、ある意味、残酷な行為なのだろう
だが、それでもあの生々しい現場の出来事を彼女に知ってもらった
そして彼女は麻衣への更なる憎悪に襲われながらも、必死でポジティブチェンジしてくれた
その意気をオレもしっかり受け止めた
麻衣!
たしかにケイコちゃんとオレには、お前を完全に忘れることは難しい
だがな、こうやってお前のオレ達に残した軌跡はひとつひとつはがし取ってやるさ
もう、お前にはオレ達に入り込む余地はない
そう言うことさ
...
この日の昼ごはんは、二人でラーメンを作って食べた
「外、だいぶ小降りになってきたね。風はまだ強いけど…。バイク気を付けてね」
「ああ、たぶん夜は9時過ぎると思うよ。買い置きとか冷蔵庫の中のも使っていいから、悪いけど夕食は適当に済ませて」
「うん、私のことは気にしないで、ピザ配達頑張ってね。台風まだいるのに、大変だけど…」
”プルルーン、プルルーン…”
ちょうど食事が終わったところで、電話が鳴った
「はい、もしもし、香月ですが…」
「あのう…、私、横田競子の妹で、横田美咲といいいます。香月アキラさんですか?」
「ええ…、ああ、ケイコちゃんの妹さん?」
うわあ、びっくりした…
オレは受話器を手にしたまま、後ろにいるケイコちゃんを振り返った
彼女は膝立ちの状態で口を丸く開け、大きいな目をしてオレに何やら無言のメッセージだ
”妹にここの電話番号教えていたから…”
まあ、そんなところかな(苦笑)
アキラ
麻衣が病院で言っていた通り、オレたち二人から麻衣の存在は消し去れないのかもしれない
しかし今、オレは躊躇いながらも、ケイコちゃんが知らなかった麻衣とのあの悪夢の一夜をありのまま告げた
彼女が衝撃を受けたのは安易に想像できる
それは彼女を愛するオレからしたら、ある意味、残酷な行為なのだろう
だが、それでもあの生々しい現場の出来事を彼女に知ってもらった
そして彼女は麻衣への更なる憎悪に襲われながらも、必死でポジティブチェンジしてくれた
その意気をオレもしっかり受け止めた
麻衣!
たしかにケイコちゃんとオレには、お前を完全に忘れることは難しい
だがな、こうやってお前のオレ達に残した軌跡はひとつひとつはがし取ってやるさ
もう、お前にはオレ達に入り込む余地はない
そう言うことさ
...
この日の昼ごはんは、二人でラーメンを作って食べた
「外、だいぶ小降りになってきたね。風はまだ強いけど…。バイク気を付けてね」
「ああ、たぶん夜は9時過ぎると思うよ。買い置きとか冷蔵庫の中のも使っていいから、悪いけど夕食は適当に済ませて」
「うん、私のことは気にしないで、ピザ配達頑張ってね。台風まだいるのに、大変だけど…」
”プルルーン、プルルーン…”
ちょうど食事が終わったところで、電話が鳴った
「はい、もしもし、香月ですが…」
「あのう…、私、横田競子の妹で、横田美咲といいいます。香月アキラさんですか?」
「ええ…、ああ、ケイコちゃんの妹さん?」
うわあ、びっくりした…
オレは受話器を手にしたまま、後ろにいるケイコちゃんを振り返った
彼女は膝立ちの状態で口を丸く開け、大きいな目をしてオレに何やら無言のメッセージだ
”妹にここの電話番号教えていたから…”
まあ、そんなところかな(苦笑)