ヒートフルーツ【特別編集版第2部】/リアル80’S青春群像ストーリー♪
凄絶!麻衣ロード/その7
麻衣
”あの時”、私は”若”の下半身その物ズバリを切りつけた
相和会は当然、その場にいた子分どもに責任を取らせた
私が相和会本部で”待機”させられてる時、数人の男たちの”絶叫”が生々しく耳に入ってきたよ
その任務に立ち会っていた倉橋さんが言うには、指を1本づつ”献上”させたとのことだった
ところがさ…
...
後日、アツシとどこかで居合わせた時、ヤツの両手をさりげなくチェックしてみたんだよな
ところが、両手とも全部”指”あるじゃん!
で、倉橋さんにはその辺を聞いてみたんだ
「あの野郎だけ、足の指とかですか?」
そんなブラックジョーク交えてね
「あいつ、うまく逃れたんだよ。若とは特別の仲だってんで、なんだかんだと捲し立てて、こっちはその場で病院と連絡まで取ってさ。まあ、若が奴の責任を問わないと言ってたからね」
その日、”若”すなわち相馬豹一の息子である相馬定男は自殺した…
...
私は倉橋さんに、その時のアツシの”言い分”を詳しく聞いたよ
そしたらあの野郎、”若”から二人同時に”果てよう”とあらかじめ指示されていたから、私が切るつけるのを止められなかったとアホみたいな言い訳をしたらしいや
しかも、”若”とは特別な仲で自分は正式の組員じゃないから、組の”処分”は勘弁してほしいと必死で訴えていたと…
それこそ、ちょっと離れた場所にいた倉橋さんの手にまでアツシの口角泡が飛んできたって
「そんな根性なしを、なんで倉橋さんの組に入れたんですか?」
私はその場で彼に食いついたわよ
...
「俺はあういう野郎は、ムシズが走るほど大嫌いなんだ。だから正式にバッジをつけさせた。麻衣ちゃん、俺の考えがわかるかい?」
私はピンときた
「さすが、倉橋さんですね。あの…、私もあのクソ男は最高に腹立つんで、相乗りさせてもらえませんか。たぶん”ネタ”は私ルートで作れると思います」
「ああ、楽しみにしてる…」
...
すでに1年前、彼とはアツシの野郎の墓を掘っておいたんだよね
案の定、”ネタ”はすぐにあがったわよ
奴は久美の体、忘れられなかったようだからね…
私と倉橋さんは、時間をかけてその”ネタ”をじっくりと煮込んでいたんだよね
フフフ…
ああ、いけねえ…、そろそろ出かけなきゃ
顔デカとのデートに遅れちゃうわ
麻衣
”あの時”、私は”若”の下半身その物ズバリを切りつけた
相和会は当然、その場にいた子分どもに責任を取らせた
私が相和会本部で”待機”させられてる時、数人の男たちの”絶叫”が生々しく耳に入ってきたよ
その任務に立ち会っていた倉橋さんが言うには、指を1本づつ”献上”させたとのことだった
ところがさ…
...
後日、アツシとどこかで居合わせた時、ヤツの両手をさりげなくチェックしてみたんだよな
ところが、両手とも全部”指”あるじゃん!
で、倉橋さんにはその辺を聞いてみたんだ
「あの野郎だけ、足の指とかですか?」
そんなブラックジョーク交えてね
「あいつ、うまく逃れたんだよ。若とは特別の仲だってんで、なんだかんだと捲し立てて、こっちはその場で病院と連絡まで取ってさ。まあ、若が奴の責任を問わないと言ってたからね」
その日、”若”すなわち相馬豹一の息子である相馬定男は自殺した…
...
私は倉橋さんに、その時のアツシの”言い分”を詳しく聞いたよ
そしたらあの野郎、”若”から二人同時に”果てよう”とあらかじめ指示されていたから、私が切るつけるのを止められなかったとアホみたいな言い訳をしたらしいや
しかも、”若”とは特別な仲で自分は正式の組員じゃないから、組の”処分”は勘弁してほしいと必死で訴えていたと…
それこそ、ちょっと離れた場所にいた倉橋さんの手にまでアツシの口角泡が飛んできたって
「そんな根性なしを、なんで倉橋さんの組に入れたんですか?」
私はその場で彼に食いついたわよ
...
「俺はあういう野郎は、ムシズが走るほど大嫌いなんだ。だから正式にバッジをつけさせた。麻衣ちゃん、俺の考えがわかるかい?」
私はピンときた
「さすが、倉橋さんですね。あの…、私もあのクソ男は最高に腹立つんで、相乗りさせてもらえませんか。たぶん”ネタ”は私ルートで作れると思います」
「ああ、楽しみにしてる…」
...
すでに1年前、彼とはアツシの野郎の墓を掘っておいたんだよね
案の定、”ネタ”はすぐにあがったわよ
奴は久美の体、忘れられなかったようだからね…
私と倉橋さんは、時間をかけてその”ネタ”をじっくりと煮込んでいたんだよね
フフフ…
ああ、いけねえ…、そろそろ出かけなきゃ
顔デカとのデートに遅れちゃうわ