ヒートフルーツ【特別編集版第2部】/リアル80’S青春群像ストーリー♪
凄絶!麻衣ロード/その13
麻衣
夕方5時半前、倉橋さんと別れて家についたんだが…
「麻衣さん!」
バイクから降りると、声をかけらてた
振り返ると、懐かしい顔がズラリだわ…
「麻衣さん、ちょっとお話があるんですが…。いいですか?」
新村静美はテンションの高い口調だった
こいつは今やレッドドッグスのアタマだ
他にドッグスの主要メンバー3人か…
...
「がん首揃えてなによ」
「排赤の風が吹いてきました‼突風です。また砂垣が動きだしたんです。すでに南玉の新入が一人、ちょっかい出されてトラブルになってます!」
もう来たか…
「祥子は知ってるのか?」
「はい、走りの方はもう気合い満タンですよ。でも、各校の方がシャキッとしないんですよ。祥子さんと本田さんの間では、一本にまとまることで話しがついてるのに…。奴ら、こっちには一物あるみたいで。特にドッグスとは一緒になれないと、駄々こねてるんですよ!」
「克子の言うとおりですよ、麻衣さん。結局、多美じゃ連中をまとめきれない。フン、みんなは忘れてないんですよ。去年の火の玉でおけいを残して、自分だけ逃げたのを…」
静美は吐き捨てるように言ったわ
まあ、同じ南玉とはいっても、おけいと私の両部隊はずっと犬猿の仲だったもんな…(苦笑)
...
「それでも祥子さんはこの際まとまらないと、排赤勢力に潰されるからって、各校側に根気よく説得してるんです。ところが、向こうは麻衣さんのことをまだ根に持っているようで、こっちとくっつくの、抵抗があるんです。ふざけてますよ‼祥子さんが気の毒です!」
「麻衣さんが戻ってきてくれれば、奴らとはいっそ別れて、ウチらの協力勢力を結集できます。祥子さんも口には出さないけど、そう望んでますよ、きっと。これは、ここにいないメンバー全員の思いです。お願いです、もう一度、カムバック考えてください!」
克子がそう切り出すと、他の3人も、身を乗り出して私に熱視線を送ってきた
すごい迫力だわ、こいつら(苦笑)
麻衣
夕方5時半前、倉橋さんと別れて家についたんだが…
「麻衣さん!」
バイクから降りると、声をかけらてた
振り返ると、懐かしい顔がズラリだわ…
「麻衣さん、ちょっとお話があるんですが…。いいですか?」
新村静美はテンションの高い口調だった
こいつは今やレッドドッグスのアタマだ
他にドッグスの主要メンバー3人か…
...
「がん首揃えてなによ」
「排赤の風が吹いてきました‼突風です。また砂垣が動きだしたんです。すでに南玉の新入が一人、ちょっかい出されてトラブルになってます!」
もう来たか…
「祥子は知ってるのか?」
「はい、走りの方はもう気合い満タンですよ。でも、各校の方がシャキッとしないんですよ。祥子さんと本田さんの間では、一本にまとまることで話しがついてるのに…。奴ら、こっちには一物あるみたいで。特にドッグスとは一緒になれないと、駄々こねてるんですよ!」
「克子の言うとおりですよ、麻衣さん。結局、多美じゃ連中をまとめきれない。フン、みんなは忘れてないんですよ。去年の火の玉でおけいを残して、自分だけ逃げたのを…」
静美は吐き捨てるように言ったわ
まあ、同じ南玉とはいっても、おけいと私の両部隊はずっと犬猿の仲だったもんな…(苦笑)
...
「それでも祥子さんはこの際まとまらないと、排赤勢力に潰されるからって、各校側に根気よく説得してるんです。ところが、向こうは麻衣さんのことをまだ根に持っているようで、こっちとくっつくの、抵抗があるんです。ふざけてますよ‼祥子さんが気の毒です!」
「麻衣さんが戻ってきてくれれば、奴らとはいっそ別れて、ウチらの協力勢力を結集できます。祥子さんも口には出さないけど、そう望んでますよ、きっと。これは、ここにいないメンバー全員の思いです。お願いです、もう一度、カムバック考えてください!」
克子がそう切り出すと、他の3人も、身を乗り出して私に熱視線を送ってきた
すごい迫力だわ、こいつら(苦笑)