She Lover
「…美味しい?」



「まずかったら食わないけど。」


「そっか…。」




小真里は少し嬉しそうな顔をした。




なんだか心の奥がくすぐったかった。






「小真里が作ったの?」



「うん!本当は草木君食べてくれないかと思った…。」





「淳弘…」


「えっ!?」




「淳弘って呼んで?」




別に深い意味はない。


他の奴らがそう呼んでるから、上の名前で呼ばれると調子狂うだけ…。



そう、それだけだよ……。





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