She Lover

恨み

「でね、…」



もう帰る時間、オレは今下駄箱にいる。





そして、オレの近くでは小真里とあいつがまた仲良く喋っていた。



「そうだ、今日あたしん家来る?お母さんが久しぶりに会いたがってたよ!」

「じゃあ行くよ!俺も久々に会いたいし!」



幼馴染みか?



…ってか家って!

オレは走って追いかけようとした。



「あ・つ・ひ・ろ♪」




手がニュっと伸びてきて、オレの腕に絡まりついた。



「…テメェ…。」



言わなくてもわかると思うけど、

オレをひきとめたのは西田だった。












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