She Lover
「それ以上喋ったらぶっ殺す…。」



オレはポケットに手を突っ込んでまた歩き出した。




「ゲホッ…そんなに小真里ちゃんが好きなの?」


「…」



「私のモノにならない淳弘は嫌い!」



そりゃどーも。




「でも、このまま諦めるって思わないでね!小真里ちゃん…滅茶苦茶にしてあげる…。」


「!!…」




オレが後ろを向いた時には西田はもういなくなっていた。




小真里に何しようってんだよ…!




まさか最近仲いい奴が何か…。



オレは急いで携帯を取り出した。




そして、虚しくなった。








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