She Lover
「淳弘ぉ~!」



気持ち悪いくらい甘ったるい声で目が覚めた。





「何だよ…。」


オレは伏せたまま聞いた。




「お昼だよ?お弁当作ってきたから食堂で食べようよ~ぉ!!」





「…先行ってろよ。」


「わかった!じゃあ席とって待ってるね♪」



数人の女子は嬉しそうに食堂に向かった。






オレはあいつらと食べる気なんて毛頭なかった。




ガタッ…



机に何かが当たる音がした。









< 6 / 81 >

この作品をシェア

pagetop