She Lover
亮平にも聞こえるように近づけた。




その時、聞き覚えのある声が携帯から聞こえてきた。




『ハァハァ…亮平?!たす…やだっ!こっち来ないで!!おい!携帯取り上げろ!…やめて!りょ…へい、12番…ツーツーツー…』

電話はここで切れた。





オレ達は顔を見合わせた。


「小真里だよな!!?今の!!」



血相を変えて立ち上がる亮平。




「何か…あったのか…?」




突然の事で、何が何だかわからないオレ。



「行くぞ!!」





亮平の言葉に、俺も立ち上がろうとした…けど、











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