She Lover
「恐かった…。良かった、淳弘が来てくれて!」




また、オレのせいで小真里が傷ついてしまった…。




オレはもう小真里に近づかない方がいいのかもしれない……。



オレは自分の上着を小真里の肩にかけた、そして小真里を抱き上げた。






小真里は俺の首に両腕をまわしていた。




少しでも揺れたら、小真里が壊れそうだったから、オレはそっと、ゆっくりと歩いて倉庫を出た。







「あ~ぁ!残念!いいところでヒーローが登場しちゃったぁ…!」










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