この唄を君に捧ぐ(誰にも言えない秘密の恋をしました)続編
以前から心配症ではあったけど、久しぶりに会った蓮は、輪をかけるように心配症が増している。
「…はい。」
前にもこんな事があったなと心菜は思い出し、大人しく言う事を聞く事にする。
蓮が心菜の指示でコーヒーと、ノンカフェインの紅茶を淹れてくれる。
「ありがとうございます。」
心菜はペコリとお辞儀をする。
ソファで2人寄り添いながら、何から話すべきか少しの間お互いの様子を伺う。
「心菜…大変な時に1人にして申し訳なかった。」
蓮が先に口を開き改めて心菜に謝罪するから、
「もう、そんなに謝らないで。
私の方がもっと蓮さんに負担をかけてしまったんだから、お互い様でしょ。」
フワッと笑いそう言う心菜に、蓮も安堵して笑い返す。
「そうか…。」
少しずつ緊張が取れたせいか、心菜の敬語も抜けてきて、蓮は内心ホッとし嬉しく思う。
「心菜に会いたくて、会いたくて、焦がれ過ぎたせいかまだ現実味が無い感覚だ。」
ふと、蓮がそう言うから、
「私も…。」
と、心菜も左手の薬指に光る指輪を見つめて呟く。
その手に蓮がぎゅっと指を絡めて握ってくるから、微笑みを浮かべて蓮を見つめる。
しばらく2人、見つめ合う。
「…はい。」
前にもこんな事があったなと心菜は思い出し、大人しく言う事を聞く事にする。
蓮が心菜の指示でコーヒーと、ノンカフェインの紅茶を淹れてくれる。
「ありがとうございます。」
心菜はペコリとお辞儀をする。
ソファで2人寄り添いながら、何から話すべきか少しの間お互いの様子を伺う。
「心菜…大変な時に1人にして申し訳なかった。」
蓮が先に口を開き改めて心菜に謝罪するから、
「もう、そんなに謝らないで。
私の方がもっと蓮さんに負担をかけてしまったんだから、お互い様でしょ。」
フワッと笑いそう言う心菜に、蓮も安堵して笑い返す。
「そうか…。」
少しずつ緊張が取れたせいか、心菜の敬語も抜けてきて、蓮は内心ホッとし嬉しく思う。
「心菜に会いたくて、会いたくて、焦がれ過ぎたせいかまだ現実味が無い感覚だ。」
ふと、蓮がそう言うから、
「私も…。」
と、心菜も左手の薬指に光る指輪を見つめて呟く。
その手に蓮がぎゅっと指を絡めて握ってくるから、微笑みを浮かべて蓮を見つめる。
しばらく2人、見つめ合う。