この唄を君に捧ぐ(誰にも言えない秘密の恋をしました)続編
「あの…後ろのバイクなかなか振り切れなくて。」
そこで、申し訳なさそうに運転手がやっと口を挟む。
振り返ると先程目をつけていた男が、バイクで堂々と着いて来ている。
「どうしますか?これほどピッタリマークされると、振り切れそうもありません。」
少しの間の後、蓮は答える。
「病院近くで裏路に入ってくれ。そのタイミングで車から飛び降りる。」
「えっ!?そんな無茶な…。貴方にもしもの事があったら、それこそ大スクープになってしまいますよ。」
さすがに森元も何色を示す。
それも良いな…
俺にとっては心菜とお腹の子だけは死守したい。俺の骨が1、2本折れたところでどうって事ない。
蓮は意外にも冷静になってそう思う。
8メートルの高さから落ちても、1カ月で回復した身体だ。結構丈夫に出来ている。
「やめてくださいよ。変な事考えるのは…。」
森元が勘づいて蓮の思考を止める。
「心菜の一大事に怪我してる場合じゃ無いな。」
気を取り直して、今出来る最善を尽くす。
そこで、申し訳なさそうに運転手がやっと口を挟む。
振り返ると先程目をつけていた男が、バイクで堂々と着いて来ている。
「どうしますか?これほどピッタリマークされると、振り切れそうもありません。」
少しの間の後、蓮は答える。
「病院近くで裏路に入ってくれ。そのタイミングで車から飛び降りる。」
「えっ!?そんな無茶な…。貴方にもしもの事があったら、それこそ大スクープになってしまいますよ。」
さすがに森元も何色を示す。
それも良いな…
俺にとっては心菜とお腹の子だけは死守したい。俺の骨が1、2本折れたところでどうって事ない。
蓮は意外にも冷静になってそう思う。
8メートルの高さから落ちても、1カ月で回復した身体だ。結構丈夫に出来ている。
「やめてくださいよ。変な事考えるのは…。」
森元が勘づいて蓮の思考を止める。
「心菜の一大事に怪我してる場合じゃ無いな。」
気を取り直して、今出来る最善を尽くす。