この唄を君に捧ぐ(誰にも言えない秘密の恋をしました)続編
数週間後、記事はついにスクープとして掲載される事が決まった。
俺はそれに合わせて一つのアンサーソングを作った。
これが売れるか売れないかは人々の捉え方次第だ。
そして、心が退院して1カ月が過ぎた。
「蓮さんの今回の曲、なんだか今までと違うね。
気持ちが直接心に入ってくる感じがする。」
新曲のデモテープを聴きながら、心菜は目を真っ赤にして感想を伝えてきてくれる。
「気に入ってくれた?」
俺はほくそ笑み、こちらの思惑通りの反応に、心菜の心の純粋さを改めて実感する。
「すっごく良い。私の中のベストソングになるよ絶対。」
感情豊かな心菜は今にも涙が溢れ落ちそうだ。
今は夜の10時過ぎ、心は眠ぐずりながら先ほどやっと眠ってくれた。
ソファに戻って一息ついた所で新曲を心菜に捧げた。
俺の肩に頭を預けた心菜は無防備で、直ぐにでも食べてしまいたい衝動に駆られる。
そっと頬にキスを落とし抱き寄せる。
それだけで、身体は熱を帯び本能を目覚めさせる。
ソファにそっと彼女を倒し、その甘く柔な唇を何度も奪う。
息が上がる彼女の赤く染まる頬に、唇を這わせ可愛い小さな耳たぶを食む。
ビクッと踊る身体を撫ぜて、落ち着かせるようにそれでいて煽るように愛撫を重ねていく。
このひと時を恋焦がれ、日々を過ごす俺は誰よりも彼女に溺れ、彼女無しでは生きられない。
堪らずぎゅっと抱きしめると、華奢な身体で俺をぎゅっと抱きしめ返してくれる。
この幸せが永遠に続くように、俺は祈りにも似た想いを込めて彼女を愛し尽くす。
『 永遠に…
作詞作曲 北條 蓮
紡ぐ言葉に想いを込めて
いつだって君に捧げる
この身体も心も全てが君のものだから
どうかいつも忘れないで
どんな辛い夜だって 隣に俺がいる事を
誰かの為に生きる事に臆病になっていた俺は
大事な君さえ泣かせてしまっていた
その事に今やっと気付いたんだ
何よりも守りたい人がいる
この幸せが永遠に続くよう
今日も俺は言葉を紡ぎ 心で祈る
愛している全ての者に 幸せであれと
世界中の全ての人にきっとこの声は届かないけど
ひとり孤独に耐え忍ぶ そんな朝がない事を
祈りながら 愛を継ぐ
永遠を信じて 歌い続ける
どうか世界が愛に満ち溢れ 誰もが幸せであれと
祈りながら 心を繋ぐ
永遠を信じて 歌い続ける
』
fin.
俺はそれに合わせて一つのアンサーソングを作った。
これが売れるか売れないかは人々の捉え方次第だ。
そして、心が退院して1カ月が過ぎた。
「蓮さんの今回の曲、なんだか今までと違うね。
気持ちが直接心に入ってくる感じがする。」
新曲のデモテープを聴きながら、心菜は目を真っ赤にして感想を伝えてきてくれる。
「気に入ってくれた?」
俺はほくそ笑み、こちらの思惑通りの反応に、心菜の心の純粋さを改めて実感する。
「すっごく良い。私の中のベストソングになるよ絶対。」
感情豊かな心菜は今にも涙が溢れ落ちそうだ。
今は夜の10時過ぎ、心は眠ぐずりながら先ほどやっと眠ってくれた。
ソファに戻って一息ついた所で新曲を心菜に捧げた。
俺の肩に頭を預けた心菜は無防備で、直ぐにでも食べてしまいたい衝動に駆られる。
そっと頬にキスを落とし抱き寄せる。
それだけで、身体は熱を帯び本能を目覚めさせる。
ソファにそっと彼女を倒し、その甘く柔な唇を何度も奪う。
息が上がる彼女の赤く染まる頬に、唇を這わせ可愛い小さな耳たぶを食む。
ビクッと踊る身体を撫ぜて、落ち着かせるようにそれでいて煽るように愛撫を重ねていく。
このひと時を恋焦がれ、日々を過ごす俺は誰よりも彼女に溺れ、彼女無しでは生きられない。
堪らずぎゅっと抱きしめると、華奢な身体で俺をぎゅっと抱きしめ返してくれる。
この幸せが永遠に続くように、俺は祈りにも似た想いを込めて彼女を愛し尽くす。
『 永遠に…
作詞作曲 北條 蓮
紡ぐ言葉に想いを込めて
いつだって君に捧げる
この身体も心も全てが君のものだから
どうかいつも忘れないで
どんな辛い夜だって 隣に俺がいる事を
誰かの為に生きる事に臆病になっていた俺は
大事な君さえ泣かせてしまっていた
その事に今やっと気付いたんだ
何よりも守りたい人がいる
この幸せが永遠に続くよう
今日も俺は言葉を紡ぎ 心で祈る
愛している全ての者に 幸せであれと
世界中の全ての人にきっとこの声は届かないけど
ひとり孤独に耐え忍ぶ そんな朝がない事を
祈りながら 愛を継ぐ
永遠を信じて 歌い続ける
どうか世界が愛に満ち溢れ 誰もが幸せであれと
祈りながら 心を繋ぐ
永遠を信じて 歌い続ける
』
fin.