淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
尾行する
「すみません店長、ちょっといいですか?」
仕事を終えて帰るのみとなった時間帯、麻里奈は店長を呼び止めた。
「どうしたの?」
「きゅうで申し訳ないんですが、次の土曜日休ませてもらえませんか?」
通常休みを取るときは一週間目に伝える必要がある。
今日はもう木曜日で、次の土曜日まで時間がなかった。
「なにか急用?」
「はい。実は両親が……」
と、いいかけて胸がチクリと傷んだ。
突然休みを取るのも気が引けるのに、この上司に嘘をつくことができずに黙り込んでしまう。
男のためなら嘘くらいいくらでもつけるはずなのに、麻里奈の口が重たくなった。
「あの……えっと……」
モゴモゴと口の中だけでつぶやいていると、店長がふっと相好を崩した。
「仕方ないわね。あなたが土曜日に休むことなんて今までなかったことだし、いいわよ」
「い、いいんですか!?」
仕事を終えて帰るのみとなった時間帯、麻里奈は店長を呼び止めた。
「どうしたの?」
「きゅうで申し訳ないんですが、次の土曜日休ませてもらえませんか?」
通常休みを取るときは一週間目に伝える必要がある。
今日はもう木曜日で、次の土曜日まで時間がなかった。
「なにか急用?」
「はい。実は両親が……」
と、いいかけて胸がチクリと傷んだ。
突然休みを取るのも気が引けるのに、この上司に嘘をつくことができずに黙り込んでしまう。
男のためなら嘘くらいいくらでもつけるはずなのに、麻里奈の口が重たくなった。
「あの……えっと……」
モゴモゴと口の中だけでつぶやいていると、店長がふっと相好を崩した。
「仕方ないわね。あなたが土曜日に休むことなんて今までなかったことだし、いいわよ」
「い、いいんですか!?」