淫夢でも溺愛されたい！ 〜サキュバスは隣人にガチ恋する～

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そして念願の土曜日まではあっという間だった。
仕事は休みにいしていたけれど、いつもどおりの時間に起きて身支度を整える。

そんな麻里奈を見て鈴子が「今日も仕事がんばってね」と、声をかけてきた。
最近麻里奈の元気がないので、元気づけようとしての言葉だった。

「今日は休みだよ」
鏡に向かいながら麻里奈が答える。

今日のメークはできるだけ地味に。
派手な顔が薄く見えるようにしている。

「え？　そういえばメーク全然違うじゃん。どうしたの？」
「今日は目立っちゃいけない日なの」

そう言う麻里奈が選んだ服はグレーのジャージの上下だった。