淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
「恋?」
「そう。相手を好きになったってこと」
鈴子の説明を笑って聞き流そうとしたけれど、表情が引きつってうまく笑うことができなかった。
漫画や映画の中で見たことのある甘酸っぱいと表現される恋。
麻里奈にとってはとてもたいくつで無駄な時間。
見ているだけで欠伸が出てしまうようなこと。
それが、恋。
「わ、私が恋!?」
叫びながら勢いよくソファから立ち上がる。
そしてブンブンと左右に首を振って「ないないない、ありえない!!」と、否定した。
高校でも大学でも、ちょっといいなと思った男の子に淫夢を見せるのは簡単だった。
そうすれば相手は当然のように自分のものになる。
飽きればまた他の男を探すだけ。
恋なんてする必要はまったくなかった。
「そう。相手を好きになったってこと」
鈴子の説明を笑って聞き流そうとしたけれど、表情が引きつってうまく笑うことができなかった。
漫画や映画の中で見たことのある甘酸っぱいと表現される恋。
麻里奈にとってはとてもたいくつで無駄な時間。
見ているだけで欠伸が出てしまうようなこと。
それが、恋。
「わ、私が恋!?」
叫びながら勢いよくソファから立ち上がる。
そしてブンブンと左右に首を振って「ないないない、ありえない!!」と、否定した。
高校でも大学でも、ちょっといいなと思った男の子に淫夢を見せるのは簡単だった。
そうすれば相手は当然のように自分のものになる。
飽きればまた他の男を探すだけ。
恋なんてする必要はまったくなかった。