淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
最初はくすぐったそうにしていた男の鼻息が次第に荒くなっていくのを、麻里奈は喜んで見ていた。
男の手が麻里奈のワンピースに伸びる。
ミニワンピースの裾に両手を入れて太ももをなぞると、麻里奈の体はゾクゾクと震えた。

男の手がそのままワンピースを脱がしにかかる。
伸縮性のある紅色のワンピースはいとも簡単に麻里奈の頭からすっぽりと抜け落ちていく。
それは脱皮する哺乳類のようで、麻里奈はまた笑顔を見せた。

現れたのはワンピースと同じ紅色の下着の上下だった。
男の喉がゴクリと鳴る。
「触っていいのよ」

耳元で囁かれた男が子供のように麻里奈の細い体を引き寄せる。
麻里奈の下で夢中になって胸に顔を埋める男の頭を、やさしくなでた。
男ってなんて可愛い生き物なんだろう。

頭をなでながら麻里奈は思う。
エッチをしている時の男はまるで生まれたても子供みたいだとも。
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