淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
「新しい人……」
麻里奈が無意識のうちに舌なめずりするのを見て、鈴子が嫌な予感がした。
「ちょっと、隣人と騒動になるなんて嫌だからね?」
近所のコンビニでだって騒動になるのは嫌なのだから、隣人なんてもってのほかだ。
だけど麻里奈はすでに話を聞いていなかった。
口の中でぶつぶつと「隣人。新しい人。イケメン」と繰り返していたかと思うと、また勢いよく玄関から出ていった。
そのまますぐに立ち止まり、隣の家の表札を確認した。
表札を出さなくなった人も多いけれど、隣人のイケメンはフルネームで表札を出していた。
その名前を麻里奈は呟く。
「戸倉瑞樹」
そして麻里奈はまた舌なめずりをしたのだった。
麻里奈が無意識のうちに舌なめずりするのを見て、鈴子が嫌な予感がした。
「ちょっと、隣人と騒動になるなんて嫌だからね?」
近所のコンビニでだって騒動になるのは嫌なのだから、隣人なんてもってのほかだ。
だけど麻里奈はすでに話を聞いていなかった。
口の中でぶつぶつと「隣人。新しい人。イケメン」と繰り返していたかと思うと、また勢いよく玄関から出ていった。
そのまますぐに立ち止まり、隣の家の表札を確認した。
表札を出さなくなった人も多いけれど、隣人のイケメンはフルネームで表札を出していた。
その名前を麻里奈は呟く。
「戸倉瑞樹」
そして麻里奈はまた舌なめずりをしたのだった。