淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
麻里奈が戸倉瑞樹の背中に両手を回すと、彼はさっきまでの緊張はどこへやら、何度も何度も激しく口づけを繰り返し始めた。
ぬるりとした舌が絡み合い、互いの吐息で熱が出たように熱くなる。

脱衣所で全裸になって絡み合う戸倉瑞樹の体は、もちろん妄想の中だから麻里奈の理想通りの細身で、ほどよく筋肉がついた肉体だった。

やがて湯船にお湯がたまって戸倉瑞樹と麻里奈は転がるように浴室へ向かった。
ボディソープを手で泡立てて、ふたりでじゃれ合いながら体を洗う。

その間にも何度もキスを交わした。
全身についた泡を落とすこともなく、そのまま湯船に浸かる。

『気持ちいいね』
『これからもっと気持ちよくなるのよ』

麻里奈は戸倉瑞樹の足の相手に手をはわせた……。
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