淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
予想外の言葉に麻里奈は瞬きを繰り返した。
「いつかは麻里奈のちからが通用しない相手が現れるかもしれないって、私は思ってたよ?」
「ちょっとなにそれ。本気で言ってるの?」
「当たり前でしょう? 麻里奈に突然力が宿ったように、その力が通じない相手がいても不思議じゃないでしょう?」
「私の力は突然宿ったわけじゃなくてご先祖様がサキュバスで……」
って、今その指摘はどうでもいいと考え直してせき払いをした。
「力の通じない相手に淫夢を見せる方法は?」
「そんなの私が知ってるわけないじゃん。そもそも、力が通用しないなら淫夢を見せることもできないんじゃない?」
鈴子はケロッと言ってのけているけれど、麻里奈からすれば大問題だった。
戸倉瑞樹はすぐ隣にいるのに関係をもつことができないなんて考えられないことだった。
「私の力が通じないなんてそんな……」
だけどそう考えると今朝の態度も頷ける。
「いつかは麻里奈のちからが通用しない相手が現れるかもしれないって、私は思ってたよ?」
「ちょっとなにそれ。本気で言ってるの?」
「当たり前でしょう? 麻里奈に突然力が宿ったように、その力が通じない相手がいても不思議じゃないでしょう?」
「私の力は突然宿ったわけじゃなくてご先祖様がサキュバスで……」
って、今その指摘はどうでもいいと考え直してせき払いをした。
「力の通じない相手に淫夢を見せる方法は?」
「そんなの私が知ってるわけないじゃん。そもそも、力が通用しないなら淫夢を見せることもできないんじゃない?」
鈴子はケロッと言ってのけているけれど、麻里奈からすれば大問題だった。
戸倉瑞樹はすぐ隣にいるのに関係をもつことができないなんて考えられないことだった。
「私の力が通じないなんてそんな……」
だけどそう考えると今朝の態度も頷ける。