淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
ベージュのストッキングに白いパンプスを履けば、どこからどう見ても清楚系のお姉さんだ。
麻里奈は自分の姿に満足したように姿見の前に立った。

「さすがね……」
今回ばかりは鈴子も文句のひとつも言えなかった。

普段なら『悪いのは性格だけって感じ』と言うが、見事变化した麻里奈はやはりプロだと思う。
「よし、じゃあ行ってきます」

今日こそは絶対に距離を縮めて見せる。
麻里奈はそう意気込んで部屋を出たのだった。
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