最強風紀委員長は、死亡フラグを回避しない
「健康診断があっただろう? 役職持ちは働き過ぎだから、少し休憩を挟むようにしなさいって指摘を受けたんだ。それじゃあと思って、『業務休憩』っていう提案書を理事長に提出したわけなんだけど。授業に出ないで放課後も頑張っているのに、いつも仕事に追われている哀れな風紀委員長も過労じゃないの? ――って、さっきエミルが言ってて」
お前が余計なことを言ったのが原因なのか!
サードが睨みつけると、エミルが「だってぇ」と可愛らしく肩をすくめた。
「リュー君たちが『委員長は一人で頑張り過ぎ』って話してたの、聞こえたんだもん」
「それを真に受けるんじゃねぇよ」
「まぁまぁ、エミル君を責めないで上げてよ、サード君」
ユーリスが、隣からやんわりと口を挟む。
「『業務休憩』の案件をまとめた時、意見交換が出来るような状況を作るのもいいんじゃないかって話も上がってさ。試しに誘いに行こうかなぁと思っていたところなんだよ。生徒会は毎日お菓子の差し入れがあるし、いいじゃないの」
お前が余計なことを言ったのが原因なのか!
サードが睨みつけると、エミルが「だってぇ」と可愛らしく肩をすくめた。
「リュー君たちが『委員長は一人で頑張り過ぎ』って話してたの、聞こえたんだもん」
「それを真に受けるんじゃねぇよ」
「まぁまぁ、エミル君を責めないで上げてよ、サード君」
ユーリスが、隣からやんわりと口を挟む。
「『業務休憩』の案件をまとめた時、意見交換が出来るような状況を作るのもいいんじゃないかって話も上がってさ。試しに誘いに行こうかなぁと思っていたところなんだよ。生徒会は毎日お菓子の差し入れがあるし、いいじゃないの」