イケメン過ぎる後輩くんは、可愛い先輩を甘やかしたい。
文化祭の日、私は副会長だった兄の影響で生徒会の補助を頼まれていた。
加えて人数の少ない茶道部の出し物も、学祭実行委員の手伝いも、断り切れずにあっちこっち走り回った記憶がある。
「や、いいよ思い出さなくて……てか、思い出さないでください」
依澄くんは俯いて、片手で口元を覆った。
んん……? 思い出さないでって、どういうこと?
依澄くんの顔を覗き込むと、依澄くんは両手で顔をすっぽり隠してしまった。
「?なんで隠すのー……」
と、そこで依澄くんの耳が真っ赤になってることに気が付いた。
「えっ、照れてる?」
依澄くんは顔を覆ったままくぐもった声で、照れてませんと呟いた。
照れてるじゃん、と思ったけど、これ以上追求しても平行線になりそうだ。
文化祭でなにがあったんだろう?
依澄くん的に恥ずかしいことがあったってことだよね。
「……思い出したいなぁ」
「いいって言ってるじゃないですか」
あ。 ムキになった?
「どうして?」
「どうしても」
……なんか依澄くん、
「フフッ」
可愛い……!
加えて人数の少ない茶道部の出し物も、学祭実行委員の手伝いも、断り切れずにあっちこっち走り回った記憶がある。
「や、いいよ思い出さなくて……てか、思い出さないでください」
依澄くんは俯いて、片手で口元を覆った。
んん……? 思い出さないでって、どういうこと?
依澄くんの顔を覗き込むと、依澄くんは両手で顔をすっぽり隠してしまった。
「?なんで隠すのー……」
と、そこで依澄くんの耳が真っ赤になってることに気が付いた。
「えっ、照れてる?」
依澄くんは顔を覆ったままくぐもった声で、照れてませんと呟いた。
照れてるじゃん、と思ったけど、これ以上追求しても平行線になりそうだ。
文化祭でなにがあったんだろう?
依澄くん的に恥ずかしいことがあったってことだよね。
「……思い出したいなぁ」
「いいって言ってるじゃないですか」
あ。 ムキになった?
「どうして?」
「どうしても」
……なんか依澄くん、
「フフッ」
可愛い……!