イケメン過ぎる後輩くんは、可愛い先輩を甘やかしたい。
するとララちゃんがニコッと笑う。
「そうなんだー。初めまして。私、元カノのララでーす」
ララちゃんがあまりにも普通にそう言ったので、ゾッとした。
「それ言う必要ある?」
依澄くんが無表情でララちゃんに言った。
「なんでー?いいじゃん別に。その方がわかりやすいでしょー」
「でも、」
「あ、ねぇ依澄!」
ララちゃんが、依澄くんの腕に触った。
「なんでグループトーク返事しないの?みんな同窓会に依澄来ないのかって心配してるよー」
「あー……あとで返す」
「はやく返しなよ~。依澄って昔から返信遅いよねー」
そこで、私たちが見る予定のスクリーンの入場開始アナウンスが流れた。
「入場始まるって!行こう!」
大成くんが何かを取り繕うように私と依澄くんの手を引っ張って入場口へと連れ出した。
大成くんに引っ張られながら、そっと後ろを振り返る。
こちらを睨みつけるように見つめるララちゃんが立ち尽くしていた。
『赤澤くんって女の子嫌いって話じゃなかった?中学のとき付き合ってた彼女と別れたのきっかけにいっさい女の子と話さなくなったって』
依澄くんの……元カノ
「そうなんだー。初めまして。私、元カノのララでーす」
ララちゃんがあまりにも普通にそう言ったので、ゾッとした。
「それ言う必要ある?」
依澄くんが無表情でララちゃんに言った。
「なんでー?いいじゃん別に。その方がわかりやすいでしょー」
「でも、」
「あ、ねぇ依澄!」
ララちゃんが、依澄くんの腕に触った。
「なんでグループトーク返事しないの?みんな同窓会に依澄来ないのかって心配してるよー」
「あー……あとで返す」
「はやく返しなよ~。依澄って昔から返信遅いよねー」
そこで、私たちが見る予定のスクリーンの入場開始アナウンスが流れた。
「入場始まるって!行こう!」
大成くんが何かを取り繕うように私と依澄くんの手を引っ張って入場口へと連れ出した。
大成くんに引っ張られながら、そっと後ろを振り返る。
こちらを睨みつけるように見つめるララちゃんが立ち尽くしていた。
『赤澤くんって女の子嫌いって話じゃなかった?中学のとき付き合ってた彼女と別れたのきっかけにいっさい女の子と話さなくなったって』
依澄くんの……元カノ