病気に負けない
そこにいたのは、とても綺麗な男の人で見惚れてしまった


「僕の兄貴。和也って言うんだ」


「はじめまして、美琴と言います」


和也さんは、少し不愛想でペコリとだけ挨拶を返してくれた


「僕、そろそろ戻らなきゃ。美琴、またね」


年下に呼び捨てにされてるのは気にくわないが、和也さんに免じて許した
< 19 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop