心〜希望をくれた君〜
校門をくぐって靴箱に入ると、奥の方からキャーキャー黄色い声が聞こえる。

廊下を歩いて声のもとに行くと、すっごい人人人。男も女もいる。

女達からは

「キャー!希龍の幹部の皆様よ〜!!」
「カッコよすぎるわ!!!彼女になりたい、、、」

うん、モテてるね。うるさい。


男達からは

「希龍の幹部以上だぞ!!すげぇなぁ」「俺も強くなりてぇ」

…うん、男にもモテてる。

うるさいなぁ。誰がいるのよ⁇

人をかき分けて前に行くと、5人のイケメンがいた。

しかも、そのうち2人は見覚えある。

たしか、希龍?って言ってたなぁ。なんだそれ。

そんなことを思っていると、ふと先頭の見覚えのあるイケメン(漣斗だっけ?)と目が合った。

げっと思った瞬間、漣斗がふっと笑った。こっちに。

「「「キャーーー!!!!!!!」」」

うるさっ!!!

今の、もしかして私に笑ったの?

必死に考えていると、今度はこっちに向かってきた。

てか、もう1人の見覚えあるイケメン(千紘だっけ?)にも見られてる。

あー、こっちじゃないよね。私ったら自意識過剰だなぁ、、。
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