心〜希望をくれた君〜

…………沈黙。


まあ、そうだよね
春希は私のこと苦手?っていうか嫌いっていう感情らしいし


よし、春希も本読んでるし私も久しぶりに読書しよう

相変わらず好きというものは分からないけど、知識とかが身につくから本はたまに読むんだよね




ふぅ、ちょっと休憩しよう

春希は…、そんなに集中して読んでる感じじゃないし、何かいるか聞こうかな


「…早瀬。何か、飲む?」

「…………ココア。」


え、、


「…なに。」

驚いた顔をしたであろう私を睨む春希


「あ、いや、ごめんなさい。」

だってさ、なの無口な春希が甘いもの飲むとか思ってなかったから
顔に合わなくて驚いたよ

こんなこと言ったら殺されそうだから言わないけど


「分かった。ちょっと待ってて。」


ココアを準備して春希のとこに戻ると、また読書していた

声かけない方がいいかな

机に置いとこう。春希の目の前だし気づくでしょ

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