心〜希望をくれた君〜

「唯花の席はあそこだ。」


ザワザワ


「分かりました。」



私の周りは左隣以外空席だった。

てか、今更だけどなんでざわついてんの?


耳をすますと、


「ーえ、名前呼び⁉︎こば先が⁉︎」


と言う声が。


あぁ、それか。



「うるせぇ。」



シーン、、、



デジャブ。うん。


それにしても周りは誰もいないかな⁇

左隣の子は世間一般的にイケメンってやつだと思う。



「ねぇ君、私の周りって誰かいる?」



「いるよ、知らないんだ。あ、君転校生か。誰かは、秘密。ゴメンね、馬鹿にしてるわけじゃないんだ。」



こっちを向いたイケメン君はとても優しい口調で答えてくれたけど、秘密ってなんでだろう?



「僕は綾瀬千紘だよ。よろしくね。」

「よろしく。」


イケメン君は千紘と言うらしい。
< 5 / 53 >

この作品をシェア

pagetop