愛でられて、絆される
きっと那王くんは、私が落ち込んでいたから気を遣ってくれたんだ━━━━━
購入して、パーカーに着替えながら絆奈は考えていた。
着替え終わり外に出ると、色違いのパーカーを着た那王が待っていた。
パンフレットを見ながら、次に乗るアトラクションを考えているのだろう。
とても柔らかくて穏やかな雰囲気を醸し出していた。
絆奈は、那王を彼氏に出来たことの幸せを噛みしめていた。
那王の方に駆け寄る。
「お待たせ!」
「うん!あ…////やっぱ、可愛い!」
「フフ…ありがとう!
那王くんも、とってもカッコいいよ!」
「フフ…」
差し出された那王の手を握る。
二人は、ゆっくり歩き出した。
絆奈は、並んで歩く那王を見上げた。
那王も絆奈を見下ろしてきて、目が合って微笑み合った。
そんな小さな事が、とても幸せに思えた。
そして━━━━辺りは暗くなり、閉園時間が近づく。
那王と絆奈も、ゆっくり出口に向かっていた。
「今日、楽しかったね!」
「うん!久しぶりにこんなはしゃいだかも?(笑)」
「フフ…そうだね!
…………」
「………那王、くん?」
那王はいつもデートの帰りになると、途端に切なそうな顔をする。
「絆奈、もう…帰んなきゃだよね……?」
「う、うん…
明日、仕事だから」
「だよね……」
「ごめんね、明日がお休みだったら泊まって帰るんだけど……」
「うん、わかってる。
ごめんね……!」
那王が絆奈の実家まで送る。
門の前で、絆奈の両手を包み込んだ。
「絆奈、またね!」
「うん!那王くん、帰り気をつけてね!」
「うん!また、連絡するからね!」
「わかった!」
毎回、こんな風に名残惜しい別れをする二人。
そして那王の顔がゆっくり近づく。
絆奈もゆっくり目を瞑る。
「……/////」
軽く口唇が重なり、キスをする。
そして那王が手を離し頭をポンポンと撫でて、小さく手を振って去っていく。
絆奈はそれを、那王が見えなくなるまで見送り家に入るのだ。
購入して、パーカーに着替えながら絆奈は考えていた。
着替え終わり外に出ると、色違いのパーカーを着た那王が待っていた。
パンフレットを見ながら、次に乗るアトラクションを考えているのだろう。
とても柔らかくて穏やかな雰囲気を醸し出していた。
絆奈は、那王を彼氏に出来たことの幸せを噛みしめていた。
那王の方に駆け寄る。
「お待たせ!」
「うん!あ…////やっぱ、可愛い!」
「フフ…ありがとう!
那王くんも、とってもカッコいいよ!」
「フフ…」
差し出された那王の手を握る。
二人は、ゆっくり歩き出した。
絆奈は、並んで歩く那王を見上げた。
那王も絆奈を見下ろしてきて、目が合って微笑み合った。
そんな小さな事が、とても幸せに思えた。
そして━━━━辺りは暗くなり、閉園時間が近づく。
那王と絆奈も、ゆっくり出口に向かっていた。
「今日、楽しかったね!」
「うん!久しぶりにこんなはしゃいだかも?(笑)」
「フフ…そうだね!
…………」
「………那王、くん?」
那王はいつもデートの帰りになると、途端に切なそうな顔をする。
「絆奈、もう…帰んなきゃだよね……?」
「う、うん…
明日、仕事だから」
「だよね……」
「ごめんね、明日がお休みだったら泊まって帰るんだけど……」
「うん、わかってる。
ごめんね……!」
那王が絆奈の実家まで送る。
門の前で、絆奈の両手を包み込んだ。
「絆奈、またね!」
「うん!那王くん、帰り気をつけてね!」
「うん!また、連絡するからね!」
「わかった!」
毎回、こんな風に名残惜しい別れをする二人。
そして那王の顔がゆっくり近づく。
絆奈もゆっくり目を瞑る。
「……/////」
軽く口唇が重なり、キスをする。
そして那王が手を離し頭をポンポンと撫でて、小さく手を振って去っていく。
絆奈はそれを、那王が見えなくなるまで見送り家に入るのだ。