愛でられて、絆される
弁当を買い、那王の自宅マンションに向かった那王と絆奈。
「絆奈、ちょっと待ってて。
スープかなんか、作るから!」
ジャケットを脱ぎ、袖をまくりながらキッチンに向かう那王。
「だったら一緒にしよ?」
絆奈もキッチンへ向かった。
「え?いいんだよ?
座って、ゆっくりしてて?
仕事疲れたでしょ?」
頭をポンポンと撫でる那王に、絆奈は首を横に振る。
「それは!那王くんの方だよ?
いつも遅くまで忙しくしてるでしょ?
ね?
一緒にしよ?
私、家事は比較的好きだし!」
「……/////うん、ありがとう!」
それから━━━━仲良く調理をしながら、絆奈が言った。
「でも、珍しいね!」
「ん?」
「だって前に、私が那王くん家でなんか作るって言った時、そんなことしなくてもいいって言ってたでしょ?
お泊まりした日の朝以外は、ここで食事したことないし」
「あー、そうだね(笑)」
「だから那王くん、外食が好きなのかと思ってた!」
「うーん。
外食が好きってゆうより、絆奈に負担かけたくなくて……」
「え?」
「だって絆奈、絶対手伝うって言うでしょ?
今日みたいに!」
「ま、まぁ…
なんか、ごめんね。
気、遣わせて……」
「ううん!
僕のワガママだから」
「………でも…こんな風に一緒に何かするって楽しいね!」
「……/////」
見上げ微笑むと、那王が顔を赤くし視線を逸らした。
「あれ?那王くん?」
(なんで、顔逸らすの?
え!?私、なんか傷つけるようなこと……)
「………ダメ…」
「へ?」
「今、僕の顔見ないで」
「え!?な、なんで!?
やっぱ私、傷つけるようなこと━━━━━」
「違うよ!
違うから、心配しないで?
絆奈、弁当持ってきてくれる?
温めるから」
「う、うん」
スープが出来て、一緒に食べ始める。
「ん!美味しい~
那王くんって、ほんと何でも出来るんだね!」
「そんなことないよ。
最近、なんか不安定だし……」
「え?那王くん?」
ダイニングテーブルの向かいに座る那王の手が伸びてきて、絆奈の頬に触れる。
「絆奈、日に日に綺麗になってるね……」
「え…/////」
「だから僕は、益々好きになってくんだ」
「あ、ありがとう/////」
「絆奈が綺麗になってくの、とっても嬉しい」
「うん////」
(よかった!岸峰さんのおかげだ!)
「……………でも、矛盾してて……」
「え?」
「とっても、嫌なんだ……!」
「え………」
ホッと肩を撫で下ろしていた絆奈に、那王の冷たい言葉が響いていた。
「絆奈、ちょっと待ってて。
スープかなんか、作るから!」
ジャケットを脱ぎ、袖をまくりながらキッチンに向かう那王。
「だったら一緒にしよ?」
絆奈もキッチンへ向かった。
「え?いいんだよ?
座って、ゆっくりしてて?
仕事疲れたでしょ?」
頭をポンポンと撫でる那王に、絆奈は首を横に振る。
「それは!那王くんの方だよ?
いつも遅くまで忙しくしてるでしょ?
ね?
一緒にしよ?
私、家事は比較的好きだし!」
「……/////うん、ありがとう!」
それから━━━━仲良く調理をしながら、絆奈が言った。
「でも、珍しいね!」
「ん?」
「だって前に、私が那王くん家でなんか作るって言った時、そんなことしなくてもいいって言ってたでしょ?
お泊まりした日の朝以外は、ここで食事したことないし」
「あー、そうだね(笑)」
「だから那王くん、外食が好きなのかと思ってた!」
「うーん。
外食が好きってゆうより、絆奈に負担かけたくなくて……」
「え?」
「だって絆奈、絶対手伝うって言うでしょ?
今日みたいに!」
「ま、まぁ…
なんか、ごめんね。
気、遣わせて……」
「ううん!
僕のワガママだから」
「………でも…こんな風に一緒に何かするって楽しいね!」
「……/////」
見上げ微笑むと、那王が顔を赤くし視線を逸らした。
「あれ?那王くん?」
(なんで、顔逸らすの?
え!?私、なんか傷つけるようなこと……)
「………ダメ…」
「へ?」
「今、僕の顔見ないで」
「え!?な、なんで!?
やっぱ私、傷つけるようなこと━━━━━」
「違うよ!
違うから、心配しないで?
絆奈、弁当持ってきてくれる?
温めるから」
「う、うん」
スープが出来て、一緒に食べ始める。
「ん!美味しい~
那王くんって、ほんと何でも出来るんだね!」
「そんなことないよ。
最近、なんか不安定だし……」
「え?那王くん?」
ダイニングテーブルの向かいに座る那王の手が伸びてきて、絆奈の頬に触れる。
「絆奈、日に日に綺麗になってるね……」
「え…/////」
「だから僕は、益々好きになってくんだ」
「あ、ありがとう/////」
「絆奈が綺麗になってくの、とっても嬉しい」
「うん////」
(よかった!岸峰さんのおかげだ!)
「……………でも、矛盾してて……」
「え?」
「とっても、嫌なんだ……!」
「え………」
ホッと肩を撫で下ろしていた絆奈に、那王の冷たい言葉が響いていた。