愛でられて、絆される
「━━━━岸峰さん、ちょっと寄りたいところがあるんですが……」
食事が終わり、絆奈は弁当箱を買おうとしていた。
「ん?
一橋さん、可愛いお弁当箱持ってたよね?」
「あ、これは那王くんのです!」
「あー!それにしては、小さくない?
男の人だったら、もう少し大きい方がいいんじゃない?」
「おにぎり用なので、これで大丈夫ですよ!」
簡単に、説明する。
「あー、そうゆうこと!
フフ…なんか、素敵ね!」
弁当を購入し帰る途中、なんとなくジュエリーショップ(那王の店ではない)が目に入り、ガラス張りの展示が気になる。
「わぁ…/////
このネックレス、カッコいい!」
「確かに!」
「………」
(那王くんに似合いそうだけど……ね、ね、値段がぁ……
クレジットで、何回払いにしたらいけるかな?)
そんなことを考えながら、指折り数える絆奈。
「無理しても、彼は喜ばないんじゃない?」
そんな絆奈に、岸峰が言う。
「え?」
「一橋さんのことだから、分割払いにしてプレゼントしようとか思ってんじゃない?」
「ば、バレてる…(笑)」
「それがダメってわけじゃないよ?
でも、一橋さんの彼はきっとそうゆうのじゃない気がする。
それに、プレゼントって無理して贈る物じゃないよ?
物じゃない。
大切なのは“気持ち”だよ!
気持ちはあくまでも、見えないモノ。
だからその気持ちを示すために、贈り物をするんだと私は思う。
だからお弁当を作ってあげることも、立派な贈り物だと思うよ?」
絆奈が持っている袋を指差し、岸峰が意味深に微笑んだ。
「気持ちか……」
絆奈は、買った弁当箱を見ながら呟く。
そして岸峰に向き直り「100円ショップ、行ってもいいですか?」と言った。
100円ショップに行き、様々な種類のメッセージカードを買った絆奈。
「それ、どうするの?」
「毎日、お弁当箱と一緒に入れようと思って!」
「おっ!良いアイディアじゃん!
メッセージを添えるってことね!
“好き!”とか?(笑)」
「フフ…/////」
「何ー、その意味深な表情~(笑)」
岸峰にクスクス笑われながら、絆奈も微笑んでいた。
食事が終わり、絆奈は弁当箱を買おうとしていた。
「ん?
一橋さん、可愛いお弁当箱持ってたよね?」
「あ、これは那王くんのです!」
「あー!それにしては、小さくない?
男の人だったら、もう少し大きい方がいいんじゃない?」
「おにぎり用なので、これで大丈夫ですよ!」
簡単に、説明する。
「あー、そうゆうこと!
フフ…なんか、素敵ね!」
弁当を購入し帰る途中、なんとなくジュエリーショップ(那王の店ではない)が目に入り、ガラス張りの展示が気になる。
「わぁ…/////
このネックレス、カッコいい!」
「確かに!」
「………」
(那王くんに似合いそうだけど……ね、ね、値段がぁ……
クレジットで、何回払いにしたらいけるかな?)
そんなことを考えながら、指折り数える絆奈。
「無理しても、彼は喜ばないんじゃない?」
そんな絆奈に、岸峰が言う。
「え?」
「一橋さんのことだから、分割払いにしてプレゼントしようとか思ってんじゃない?」
「ば、バレてる…(笑)」
「それがダメってわけじゃないよ?
でも、一橋さんの彼はきっとそうゆうのじゃない気がする。
それに、プレゼントって無理して贈る物じゃないよ?
物じゃない。
大切なのは“気持ち”だよ!
気持ちはあくまでも、見えないモノ。
だからその気持ちを示すために、贈り物をするんだと私は思う。
だからお弁当を作ってあげることも、立派な贈り物だと思うよ?」
絆奈が持っている袋を指差し、岸峰が意味深に微笑んだ。
「気持ちか……」
絆奈は、買った弁当箱を見ながら呟く。
そして岸峰に向き直り「100円ショップ、行ってもいいですか?」と言った。
100円ショップに行き、様々な種類のメッセージカードを買った絆奈。
「それ、どうするの?」
「毎日、お弁当箱と一緒に入れようと思って!」
「おっ!良いアイディアじゃん!
メッセージを添えるってことね!
“好き!”とか?(笑)」
「フフ…/////」
「何ー、その意味深な表情~(笑)」
岸峰にクスクス笑われながら、絆奈も微笑んでいた。