愛でられて、絆される
絆奈は口元を押さえ、震えている。
絆奈の両親も、信じられない思いで見つめている。
「兄に暴力をふるわれ、姉には“生まなきゃよかった”と言われ続けて那王は、ボロボロになって私のところに来ました」
「那王くん…」
絆奈は涙が溢れて止まらなくなっていた。
「それから那王は、私が親代わりになって育てて来ました。
━━━━━せっかくのおめでたい席で、このような話……すみません」
「いえ…」
「そんなことが……」
「那王は、自慢の息子です!
あんな辛いことがあって、一時期荒れた時もありました。
でも今は“叔母さんに恩返しがしたい”と言って、私のために働いてくれてます。
HONAMI Jewelryの本社のオーナーとして、売り上げもうなぎ登りです(笑)
…………あ、これは自慢です!(笑)」
「「「フフ…」」」
「優しくて、賢くて、面倒見もいい。
それでいて、イケメンでしょ?(笑)」
絆奈達がクスクス笑う。
「必ず、絆奈さんを守り支えることができます!
どうか………那王のこと、よろしくお願いします!」
顔合わせが終わり、自宅マンションに帰ってきた那王と絆奈。
「ごめんね、黙ってて」
「ううん!
私も、ストーカーのこと黙ってたし」
「………」
項垂れている那王。
絆奈は、包み込むように抱き締めた。
「大丈夫だよ!
私は那王くんを、一人にしない」
「絆奈…
うん、うん…ありがとう……!」
「那王くん、笑って?」
絆奈が頬を包み込んで微笑むと、那王も照れたように笑った。
「フフ…絆奈、可愛い/////」
「え?/////」
「絆奈の笑顔、好きだなぁー」
「そ、そう?
て、照れるなぁー/////」
はにかむと、今度は那王が絆奈の頬を包み込んでキスをし始めた。
「んん…那王く…くすぐった…いよ……!」
「んー、好き好きー/////」
「ん…那王く…/////」
くすぐったくて、身を捩る。
「幸せ…こんな風に絆奈に触れてると“一人じゃない”って思えるから……!」
向き直った那王が額をくっつけて言った。
「うん…/////」
「絆奈に、再会できてよかった。
絆奈も、僕を好きになってくれてよかった。
絆奈が、こんな僕を受け入れてくれてよかった。
━━━━━━好き…大好きだよ……!」
そう言って、キスをした。
絆奈の両親も、信じられない思いで見つめている。
「兄に暴力をふるわれ、姉には“生まなきゃよかった”と言われ続けて那王は、ボロボロになって私のところに来ました」
「那王くん…」
絆奈は涙が溢れて止まらなくなっていた。
「それから那王は、私が親代わりになって育てて来ました。
━━━━━せっかくのおめでたい席で、このような話……すみません」
「いえ…」
「そんなことが……」
「那王は、自慢の息子です!
あんな辛いことがあって、一時期荒れた時もありました。
でも今は“叔母さんに恩返しがしたい”と言って、私のために働いてくれてます。
HONAMI Jewelryの本社のオーナーとして、売り上げもうなぎ登りです(笑)
…………あ、これは自慢です!(笑)」
「「「フフ…」」」
「優しくて、賢くて、面倒見もいい。
それでいて、イケメンでしょ?(笑)」
絆奈達がクスクス笑う。
「必ず、絆奈さんを守り支えることができます!
どうか………那王のこと、よろしくお願いします!」
顔合わせが終わり、自宅マンションに帰ってきた那王と絆奈。
「ごめんね、黙ってて」
「ううん!
私も、ストーカーのこと黙ってたし」
「………」
項垂れている那王。
絆奈は、包み込むように抱き締めた。
「大丈夫だよ!
私は那王くんを、一人にしない」
「絆奈…
うん、うん…ありがとう……!」
「那王くん、笑って?」
絆奈が頬を包み込んで微笑むと、那王も照れたように笑った。
「フフ…絆奈、可愛い/////」
「え?/////」
「絆奈の笑顔、好きだなぁー」
「そ、そう?
て、照れるなぁー/////」
はにかむと、今度は那王が絆奈の頬を包み込んでキスをし始めた。
「んん…那王く…くすぐった…いよ……!」
「んー、好き好きー/////」
「ん…那王く…/////」
くすぐったくて、身を捩る。
「幸せ…こんな風に絆奈に触れてると“一人じゃない”って思えるから……!」
向き直った那王が額をくっつけて言った。
「うん…/////」
「絆奈に、再会できてよかった。
絆奈も、僕を好きになってくれてよかった。
絆奈が、こんな僕を受け入れてくれてよかった。
━━━━━━好き…大好きだよ……!」
そう言って、キスをした。