能ある魔女は目を隠す?!二つの秘密を抱えたお世話係は知らない間に王子に溺愛されてました!
山を抜けたところで、二人の目の前には、白銀に覆われた尖った山々が広がった。

「あれが氷山ですね。」

遠くにそびえ立つ白銀の山々を見ながら、マリーが言った。見たこともない壮大な景色に、
マリーは恐ろしくもあり、わくわくもしており、何とも言えない感覚になっていた。

「ああ。あそこに行く前に、まずは冒険者協会で冬の装備を調達しないとな。
ここを下れば、氷山入り口の冒険者協会だ。」

と、レオナルドが言った。

「はい!」

マリーは元気よく返事をした。





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