能ある魔女は目を隠す?!二つの秘密を抱えたお世話係は知らない間に王子に溺愛されてました!
首都冒険者協会
首都冒険者協会(総合案内所兼宿泊所)
建物の二階の部屋の一室の窓が一瞬光った。
光が消えると、そこにはマリーの姿があった。
「早くしないと冬になっちゃうからね。」
とマリーはそう言いながら、リュックを置くと、扉を開け、部屋から出た。
階段の手すりに手を添えながら、とんとんとんと、階段を降りると、
カウンター越しから、
「あれ?マリー!あんたまたパーティー追い出されたの?」
と、明るい声でマリーに向かって言ったのは、この冒険者協会を営む家の長女の
ビビアンだった。ビビアンは、明るく快活で笑顔が素敵な、ほどほどの美人だ。
そしてこの世界でたった一人のマリーの理解者であり、マリーが魔女だという秘密を
知っている。
「とりあえず、座って待ってて。」
と、マリーに言うと、ビビアンは、カウンターに広がった書類を揃えると、クリップで挟んでから
後ろの棚に入れた。
ビビアンは慣れた手つきでコップ2つにポットからお茶を注ぐと、
それをお盆に乗せて、マリーの座っているテーブルに運んだ。
マリーの前にお茶を差し出すと、自分も椅子をひき、座りながら、
「もう~、うちは信用でやってる店なのに、勘弁してよ。で、今回は何があったの?」
と、聞いて来た。
「今回は・・・。」
と、マリーはパーティーで起きたことを包み隠さず、ビビアンにすべて話した。
建物の二階の部屋の一室の窓が一瞬光った。
光が消えると、そこにはマリーの姿があった。
「早くしないと冬になっちゃうからね。」
とマリーはそう言いながら、リュックを置くと、扉を開け、部屋から出た。
階段の手すりに手を添えながら、とんとんとんと、階段を降りると、
カウンター越しから、
「あれ?マリー!あんたまたパーティー追い出されたの?」
と、明るい声でマリーに向かって言ったのは、この冒険者協会を営む家の長女の
ビビアンだった。ビビアンは、明るく快活で笑顔が素敵な、ほどほどの美人だ。
そしてこの世界でたった一人のマリーの理解者であり、マリーが魔女だという秘密を
知っている。
「とりあえず、座って待ってて。」
と、マリーに言うと、ビビアンは、カウンターに広がった書類を揃えると、クリップで挟んでから
後ろの棚に入れた。
ビビアンは慣れた手つきでコップ2つにポットからお茶を注ぐと、
それをお盆に乗せて、マリーの座っているテーブルに運んだ。
マリーの前にお茶を差し出すと、自分も椅子をひき、座りながら、
「もう~、うちは信用でやってる店なのに、勘弁してよ。で、今回は何があったの?」
と、聞いて来た。
「今回は・・・。」
と、マリーはパーティーで起きたことを包み隠さず、ビビアンにすべて話した。