能ある魔女は目を隠す?!二つの秘密を抱えたお世話係は知らない間に王子に溺愛されてました!

貴賓室

「ほら!言った通りになりましたね!」

メグが嬉しそうに、マリーに言った。

「絶対に見初められると思ってました!」

メグは一人楽しそうに、お茶の準備をしながら話した。

「どうしましょう・・・」

マリーはメグとは逆に明らかに沈んでいた。

コンコンコン

再び扉がノックされた。

メグが扉を開けると、そこに立っていたのは執事だった。

「あ、どうされました?」

と、メグはご機嫌で聞いた。

「王子より伝言です。今晩、話がしたいのでマリー様のお部屋を訪問すると。」

「え?」

メグの顔が一気に青ざめた。

「マリー様の準備をお願いします。」

執事は、淡々とそう言ってから、部屋のを立ち去った。

王子が夜にマリー様のところに・・・?!

メグは全身の血の温度が下がっていくような感覚に陥った。

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