もう一度キミと青春を。
今から何話そう?
せっかく萌音が二人で話せる時間を作ってくれたのに…。
萌音と真中さんが教室を出ていくと、蒼空がカバンを持ってこちらに近づいてきた。
「一緒に帰ろ」
ペアのクマのキーホルダーが揺れている。
「私と一緒に帰って、真中さん怒らない?」
「俺と紬は別に付き合ってないからね?」
目を見て力強い口調で訂正する蒼空。
「でも…」
でも、傍から見ると付き合ってるような距離感だった。
そう言いたかったけど、それこそ付き合ってもない私が言えるセリフではないことに気づき、グッと堪える。
「俺と紬はただの友だち。俺が紬と付き合うことはないって、花純にはちゃんとわかっててほしい」
「ほんと…?」
「うん。本当。紬は友だちにしか見えないから。恋愛対象として見ることはない」
…っ!!
せっかく萌音が二人で話せる時間を作ってくれたのに…。
萌音と真中さんが教室を出ていくと、蒼空がカバンを持ってこちらに近づいてきた。
「一緒に帰ろ」
ペアのクマのキーホルダーが揺れている。
「私と一緒に帰って、真中さん怒らない?」
「俺と紬は別に付き合ってないからね?」
目を見て力強い口調で訂正する蒼空。
「でも…」
でも、傍から見ると付き合ってるような距離感だった。
そう言いたかったけど、それこそ付き合ってもない私が言えるセリフではないことに気づき、グッと堪える。
「俺と紬はただの友だち。俺が紬と付き合うことはないって、花純にはちゃんとわかっててほしい」
「ほんと…?」
「うん。本当。紬は友だちにしか見えないから。恋愛対象として見ることはない」
…っ!!