もしも運命を変える事が出来るなら…
あまりの言葉に紬は絶句する。

「だってそうだろ?
中に出していないのに、なんで妊娠するの?
おかしくない?」

「ゴムしてなかったら、たとえ外に出しても出来ちゃうよ!」

「いやいやいや!」

紬の言葉に、蒼樹は笑う。

「だってそれほんとありえないから!」

蒼樹はそう言うと、逃げるように帰って行った…。

紬は外で、しかも短いスカート丈だと言うのにしゃがみこみ、いつまでも泣いていた…。
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