もしも運命を変える事が出来るなら…
蒼樹と母親が帰ってから、

「あんたは何をしているの!」

紬は母親にビンタされた。

「母さん、あちらの話ばかり鵜呑みしてはいけないよ」

父親は紬を庇うが、

「汚らしい」

吐き捨てて、蒼樹の母親と同じように嫌悪感丸出しで紬を見る母親に、いてもたってもいられなくて、紬は家を出た‐。

そして、

「蒼樹君に捨てられるくらいなら…。
赤ちゃん、ママも一緒だから怖くないよ…」

紬は海に身を投げた‐。
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